昔あった要注意な薬にまつわること

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皆さん、こんばんは。1児のパパで職業:看護師の2Cuです。今回はクリニックに受診した患者さんで「こいつはやべー」ということがありましたので皆さんに共有したいと思います

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薬の貸し借りは自己責任です!!

数年前の話にはなるのですが、とある女性が体調不良を主訴に受診されました。夏ごろだったので熱中症かなと思いながら患者さん本人に経緯を確認したところ、なんと「友達に利尿剤をもらって飲んでそれから調子が悪いんです・・・」つまり、患者さんに処方された薬ではなく、他人に処方された薬を飲まれたといわれ、開いた口がふさがりませんでした

よくよく話を聞いたところ、そのお薬も個人輸入されたお薬だったようで、そもそも国内で処方された薬ですらありませんでした。患者さんにはそういう場合は、自己責任になってしまうこと伝えると「もうそんなことしません」と

そもそも薬の取り扱いって?

日本と海外の違いって皆さんご存じでしょうか?看護師なので、ふか~くまでしているのかといわれてしまうとわかっていない部分もあるので、間違っていない(と思っている)部分だけお伝えします。

まず日本で薬が処方できるようになるには、治験を繰り返し安全性を確認してさらに厚生労働省で審査を受けて承認されないと流通することができない仕組みになっています(※最近だとコロナの治療薬のゾコーバ錠が承認前に使用された特殊事例があります。)なので基本日本国内で処方されている薬は国に承認されており、重度の副作用がおこった場合は、救済処置などがあります。

しかし、海外は日本ほど厳しくなく、日本で承認されていない成分の薬も多数あります。今回の方が飲まれた薬は日本でも承認されているお薬でした

個人輸入した薬は大丈夫なの?

ちょうどこのころから、個人輸入で海外製のサプリや薬を手に入れる人が多い印象があります。最初に書きましたが、日本国内で病院から処方された薬であれば、何かあった場合は何らかの保証があるのですが海外製の薬の場合は基本的には自己責任となります。今回のこの女性は、「むくみがとれるから」との理由でお試しされたようでしたが、本来の使用目的外で使用した場合は、自己責任となります。

個人輸入した薬を使用して大丈夫か?と聞かれたら、何かあった場合は自己責任になるからおすすめしませんと伝えします。(そもそも添加物とかよくわからないものが混ざっている可能性もあるので一般の方にはおすすめしません)

お薬のことで困ったら?

病院で受診して処方されたお薬であれば、処方してもらった薬局や病院に相談するのがベストです。

しかし、先ほどもあったように個人輸入されたお薬に関しては、自己責任となります。何か起こった場合はかかりつけに相談して診察を受ける必要があります。

上記以外で、日本で処方されたお薬のことで、相談したい場合は、「PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)」と呼ばれる機関があります。こちらで薬や医療機器に関することを調べたりすることができます。また良ければ確認してみてください

※リンクに関して、独立行政法人医薬品医療機器総合機構のウェブサイトのコンテンツとなりますので、当ブログとは別になります

本日もお読みい頂きありがとうございました。医療系の記事に関しては適宜修正・加筆していきます。

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