はじめに：
厳しい暑さが続く中、熱中症だけでなく、新型コロナウイルス感染症の流行も依然として続いています。どちらも発熱や倦怠感などの症状が出るため、自己判断が難しいケースもあるのではないでしょうか？
そこで今回は、熱中症と新型コロナウイルス感染症の違いについて、症状、原因、対処法などを分かりやすく解説していきます。
目次
- 症状の違い 1-1. 熱中症の主な症状 1-1-1. 軽度：めまい、立ちくらみ、筋肉の痙攣 1-1-2. 中等度：頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感 1-1-3. 重度：意識障害、痙攣、高体温 1-2. 新型コロナウイルス感染症の主な症状 1-2-1. 発熱、咳、倦怠感 1-2-2. 味覚障害、嗅覚障害 1-2-3. 呼吸困難、肺炎
- 原因の違い 2-1. 熱中症の原因 2-1-1. 高温多湿な環境 2-1-2. 体内の水分・塩分バランスの乱れ 2-2. 新型コロナウイルス感染症の原因 2-2-1. 新型コロナウイルスへの感染
- 対処法の違い 3-1. 熱中症の対処法 3-1-1. 涼しい場所への移動、休息 3-1-2. 水分・塩分補給 3-1-3. 重症の場合は医療機関へ 3-2. 新型コロナウイルス感染症の対処法 3-2-1. 自宅療養：安静、水分補給 3-2-2. 医療機関への受診
- 予防方法 4-1. 熱中症の予防方法 4-1-1. こまめな水分・塩分補給 4-1-2. 涼しい服装、日傘の使用 4-1-3. 室温管理 4-2. 新型コロナウイルス感染症の予防方法 4-2-1. マスクの着用 4-2-2. 手洗い、うがい 4-2-3. 3密の回避 4-2-4. ワクチン接種
- 周りの人ができること 5-1. 熱中症の疑いがある場合 5-2. 新型コロナウイルス感染症の疑いがある場合
- まとめ
1. 症状の違い
1-1. 熱中症の主な症状
熱中症は、高温多湿な環境下で体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまうことで起こります。症状の程度によって、軽度、中等度、重度に分けられます。
1-1-1. 軽度：めまい、立ちくらみ、筋肉の痙攣
初期症状としては、めまいや立ちくらみ、筋肉の痙攣などが挙げられます。
1-1-2. 中等度：頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感
中等度になると、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感などが現れます。
1-1-3. 重度：意識障害、痙攣、高体温
重症化すると、意識障害、痙攣、高体温などの危険な状態に陥ることがあります。
1-2. 新型コロナウイルス感染症の主な症状
新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスに感染することで起こります。
1-2-1. 発熱、咳、倦怠感
主な症状としては、発熱、咳、倦怠感など、風邪によく似た症状が挙げられます。
1-2-2. 味覚障害、嗅覚障害
また、味覚障害や嗅覚障害といった、他の病気ではあまり見られない症状が現れることもあります。
1-2-3. 呼吸困難、肺炎
重症化すると、呼吸困難や肺炎などを引き起こす可能性があります。
2. 原因の違い
2-1. 熱中症の原因
2-1-1. 高温多湿な環境
高温多湿な環境下では、体温調節が難しくなり、体内に熱がこもりやすくなります。
2-1-2. 体内の水分・塩分バランスの乱れ
大量の汗をかくと、体内の水分や塩分（電解質）が失われ、体温調節機能が低下します。
2-2. 新型コロナウイルス感染症の原因
2-2-1. 新型コロナウイルスへの感染
新型コロナウイルス感染症は、咳やくしゃみ、会話などによって、感染者から排出されたウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目や鼻、口などを触ったりすることで感染します。
3. 対処法の違い
3-1. 熱中症の対処法
3-1-1. 涼しい場所への移動、休息
涼しい場所へ移動し、安静にしましょう。衣服を緩めて風通しの良い状態にすることも有効です。
3-1-2. 水分・塩分補給
意識があれば、経口補水液やスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給しましょう。
3-1-3. 重症の場合は医療機関へ
意識がない、呼びかけに応じない場合は、すぐに医療機関へ搬送しましょう。
3-2. 新型コロナウイルス感染症の対処法
3-2-1. 自宅療養：安静、水分補給
軽症の場合は、自宅療養となります。安静を保ち、十分な水分補給を心がけましょう。
3-2-2. 医療機関への受診
息苦しさや強いだるさがある場合、症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
4. 予防方法
4-1. 熱中症の予防方法
4-1-1. こまめな水分・塩分補給
喉が渇いていなくても、こまめに水分や塩分を補給することが大切です。
4-1-2. 涼しい服装、日傘の使用
外出時は、帽子の着用や日傘の使用、通気性の良い服装を心がけましょう。
4-1-3. 室温管理
室内では、エアコンや扇風機などを活用して室温を適切に保ちましょう。
4-2. 新型コロナウイルス感染症の予防方法
4-2-1. マスクの着用
外出時や人と接する際は、マスクを正しく着用しましょう。
4-2-2. 手洗い、うがい
外出後や食事前などは、石鹸で丁寧に手を洗い、うがいをしましょう。
4-2-3. 3密の回避
換気の悪い密閉空間、人が密集している場所、近距離での会話などを避けましょう。
4-2-4. ワクチン接種
ワクチン接種は、新型コロナウイルス感染症の発症や重症化を予防するために有効です。
5. 周りの人ができること
5-1. 熱中症の疑いがある場合
周囲の人が熱中症の疑いがある場合は、涼しい場所へ移動させ、水分補給を促しましょう。意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
5-2. 新型コロナウイルス感染症の疑いがある場合
周囲の人が新型コロナウイルス感染症の疑いがある場合は、必要以上に近づかず、適切な距離を保ちましょう。
6. まとめ
熱中症と新型コロナウイルス感染症は、どちらも発熱や倦怠感などの症状が出るため、自己判断が難しい場合があります。少しでも不安に感じたら、医療機関に相談しましょう。
よくある質問
Q1: 熱中症と新型コロナウイルス感染症を見分けるポイントは？
A1: 熱中症は、高温多湿な環境下で起こりやすく、めまい、立ちくらみ、筋肉の痙攣などがみられます。一方、新型コロナウイルス感染症は、発熱、咳、倦怠感に加え、味覚障害や嗅覚障害が現れることもあります。
Q2: 熱中症かな？と思ったらどうすれば良いですか？
A2: 涼しい場所へ移動し、安静にしましょう。水分・塩分補給も重要です。意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
Q3: 新型コロナウイルス感染症かな？と思ったらどうすれば良いですか？
A3: 症状が軽い場合は、自宅療養をしましょう。息苦しさや強いだるさがある場合、症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
コメント